第11話「誕生! 巨神スサノオ!」
『無限斎…なのか?』
『時辰儀!やはりお前が時辰儀を…』
「この世に戦乱を…グオ~ッ!」
『む…無限斎!』
『何が起こっている!?』
「帝!帝~!」
「その声は慶喜か?」
「帝、ご無事で何よりです」
「どうした?助けに来たのか?だが…まだ無限斎と話はできていないぞ」
「いえ、それどころではありません。事態は急を要します」
『ハッ』
『あいつら…無限斎を道連れに』
『助かったな』
『ああ』
「いや、安心するのはまだ早い。外の様子を見に行くよ」
『あっ!』
『そ…そんな…!』
『バカな…京の町が…消えた?』
『どうなっちまってるんだこりゃ!』
『京の町はどこ行っちまったんだ』
『それどころか周りの地形も変わってしまっているような。あっ…まさか…』
「そう。飛ばされたのは俺達のほうみたいだ」
『何だって!?』
『それじゃあここは…』
「まだ都ができる前の京。恐らく2000年ほど昔のね」
『そんな…城ごと?』
『城ごと過去へ飛ばされたってことか?』
『しかしなぜ?何が起こったんだ』
「スサノオ十二将の四人が同時に消えることで時渡りの力の暴走が起き、その力の奔流にこの巨城スサノオがのみ込まれた…ってところかな」
『なるほど』
『でもまあ、時辰儀がありゃ元の時代に…ってあっ、そういや時辰儀は!?』
『確かあの時坂本君が…』
〈うわ~!〉
『坂本のヤツは城の外へ…ってことはあいつは、時辰儀は元の時代に残ったまま!?』
『恐らく』
『クッソ~!せっかく無限斎も消えて一件落着ってとこだってのに』
「誰が消えただと?」
『無限斎!てめえ生きてやがったのか』
「そう簡単に消えるわけないだろ」
「野望に燃える…この俺の魂がな!ハア~ッ!」
『グハッ!ガッ…』
『晋作!』
『うわ~!』
『晋作~!』
「フッフフフ…2000年前、都ができる前の京か」
「面白い。ならばこの俺が新たな都を築こう。日の本を…永久に戦乱の渦に巻き込む暗黒の都をな!」
『何がどうなっちゅうがか…スサノオ城が消えたっちゅうことは、無限斎がおらんなったっちゅうこと。高杉さんの言う正しき時の流れに戻ったっちゅうことか?』
『けんど時辰儀はここにある。じゃあ誰の仕業でこんなことに…高杉さんらはどこへ…』
『ふう~…危なかったぜ。さて…』
「フッフフフフフフ。俺の覇業を…指をくわえて見ているがいい」
「地獄の底でな~!」
『晋作!』
「高杉!」
『ハア~!』
『な…』
『お前…土方!』
「その名で俺を呼ぶな。俺は…俺は…」
「無限斎だ~!」
『何なんだこの力は』
「この場を離れたほうがよさそうだ」
『あっ…ああ!』
「ウオ~!」
『土方…クッ!』
「先ほどの光といい…何が起こってるんだ」
「分かりません。とにかく外へ急ぎましょう」
「帝!」
「ご無事ですか?」
「はっ…」
「烝」
「それにヒョウ、カスミ!」
「お前達も来ていたのか」
「目を覚ました烝がどうしても行くというので」
「後を追ってきたでごじゃる」
「ケガはもう大丈夫なのか?山崎」
「眠っている場合ではありませんので」
「急ごう。早く外へ出たほうがよさそうだ」
「あれだな。巨椋池」
「あそこを俺が支配すれば、のちの世で都は築かれない。フッフフフフ…ハハハハハ…!」
「いくぞ巨城スサノオ!俺の呼びかけに応えよ!」
『城が…』
『何が起きているんだ』
『な…何だありゃ!』
『城のガレキの中から…』
「巨神」
「巨神スサノオ」
『おいおい…巨神スサノオって…あっ』
@kikurage_modoki
先週の予告の時点でロボアニメになる予感がひしひしとしてたけど本当にやりやがったぜ…さすがBAKUMATSU、実況民の期待を裏切らないぜ…
2019/06/14 02:10:59
先週の予告の時点でロボアニメになる予感がひしひしとしてたけど本当にやりやがったぜ…さすがBAKUMATSU、実況民の期待を裏切らないぜ…
2019/06/14 02:10:59
『土方!』
『何がどうなっちまってるんだ!』
『あの巨神自体が土方…無限斎ということなのか?』
「時辰儀にため込まれた、2000年以上にわたる膨大な邪気」
「その邪気が新たな宿主として無限斎を選び、さらに巨城スサノオを吸収した。それがあの…巨神スサノオ」
『しっかしあんなデカブツ相手にどうやって戦やあいいんだ?』
『あっ…あれ?おい!どこ行くんだよ!何だよ…戦わねえのかよ』
『ヤツはどこに向かっているんだ?』
「あの方角は…そうか。巨椋池」
『巨椋池?』
「ああ。のちの平安京と平城京の間に位置する巨大な湖だ」
「無限斎は暗黒の都をつくると言っていた。そして巨神スサノオがあの場所まで行けば、それは現実のものとなってしまう」
『なっ…』
『何だと?ヤツが巨椋池に着いちまったら…』
『追うぞ、桂。ヤツを止めるんだ』
『ああ。だが…あんな巨大なものどうやって止める?』
『まっ!追いついてから考えるか!』
『あっ…待て!晋作!』
「無限斎様の邪魔はさせない」
『蘭丸』
『気をつけろ晋作。様子がおかしい』
「蘭丸は坂本が倒したはず」
「フフフ…私は死なない。無限斎様の野望が成し遂げられるまでな!」
『クッ…何なんだよあいつ!』
『ヤツも時辰儀の邪気にのまれてしまっているのか』
「ハッハハハハ…いでよ!無限斎様のしもべ達!」
『な…何だ?』
『おいおい嘘だろ?』
『倒したはずの十二将だと?』
「巨城スサノオに残っていた残留思念が蘭丸の邪気によって具現化した…とでもいうのか?」
「フフフッ…無限斎様の元へは行かせませんよ」
『クッ…この人数相手に俺達二人じゃちと分が悪いな』
「二人じゃないでおじゃる」
「我らもいるでごじゃるよ」
『慶喜公!それに山崎!』
『おじゃるとごじゃるも!』
「カスミとヒョウでおじゃる!いい加減覚えるでおじゃる!」
「カスミとヒョウでごじゃる!いい加減覚えるでごじゃる!」
『それに帝も!無事だったか!』
「フッ」
『よっしゃ、役者は揃ったな』
「チッ…こしゃくな」
「あれ~?何か楽しそう。僕達もまぜてもらおうかな~。ねえ近藤さん?」
『おお!お前らも生きてたか!』
「バカな!どうやって牢から…」
「フッ」
「斎藤一!」
「高杉達に加勢する義理はないが…森蘭丸。時辰儀の邪気に侵されている貴様を見過ごしてはおけん」
『よ~し!そんじゃあいくぞお前ら』
『面白いもん見せてやろうぜ!』
『ハア~!』
『フンッ!』
「ハア~ッ!」
「おじゃーる!」
「ごじゃーる!」
「ハアッ」
「近藤勇。俺はあなたを」
「許してはいない…か。それはそうだな。だが今は」
「分かってますよ!」
「まずはこいつらを倒してから」
「ああ。そのあとゆっくり相手をしよう」
(無限斎様。私が必ず…)
「ウオ~!」
「フッ!」
「おじゃー!」
「ごじゃー!」
「ハア~!」
『さ~て。あとはお前一人だぜ』
〈誰だ?〉
〈スサノオ十二将の一人、森蘭丸〉
〈スサノオ十二将?フッ、ちょうどいい。俺は今から無限斎の名を継ぐ〉
〈あなたが無限斎に?〉
〈そうだ。死んだ無限斎に代わり、俺がお前達を従えて日の本を強き国にする。武士による…強き国にな〉
(あの方の瞳は燃えていた。武人の炎が)
(武人の炎が燃えさかっていた。だから私は…あの方に希望を見いだした)
(無限斎様。私にとってあなたは希望。だから私は…)
(私は!)
「無限斎様の邪魔はさせん!お前達全員道連れだ!私は今度こそ、あるじを守って尽き果てる!無限斎様…この森蘭丸、永遠にあなたのおそばに…!」
『何!?』
「フフフ…アハハ…アハハ…!」
「無限斎…様…」
「あいつは無限斎ではない。あいつは…あいつは俺達新撰組の」
「鬼の副長、土方歳三だ!」
「いくぞ。総司、斎藤。あいつを…トシを止めるんだ」
「はい」
『しょうがねえな。俺達も付き合ってやるか』
「フッ。好きにしろ」
『よ~し!じゃあいくぜ!』
『あっ…おい待てよ晋作!』
「私達もいこう、烝」
「はい。慶喜様」
「カスミとヒョウは帝と晴明殿とここにいてくれ」
「分かったでおじゃる!」
「分かったでごじゃる!」
(頼んだよ…みんな)
『よう!お前ら元気か?』
『いよいよ大詰めだな』
『ああ。しかし思い返せば色んなことがあったぜ。桂が300人のスサノオ兵に囲まれて死にそうになっていたのをこの俺がさっそうと駆けつけて助けたり』
『えっ?』
『スサノオ十二将をこの俺がまとめて片づけたり』
『えっ?』
『そうそう。桂がひもじくて死にそうな時にキツネうどんを作ってやったりもしたっけな』
『ちょ、おい待て晋作。何か思い出をねつ造してないか?』
『ハッハッハッ』
『いや“ハッハッハッ”じゃなくて』
『そうじゃのう。このわしの鉄砲で苦戦する二人を窮地から救ったことも一回や二回ではなかったのう』
「えっ?」
「まあ待て。俺達がいなかったらみんな無限斎に斬られて墓の下だよ?」
「うん。そうだったな」
「えっ?」
「何の話をしているのかと思えば」
「俺の力で一度は死んだ君達を生き返らせたこともあったよね」
「あったあった」
「えっ?」
『違うだろ!この俺が秘められたすんごい力で1000人のスサノオ兵を倒して』
『何言いう?わしの用意した大砲と軍艦でスサノオ城をぶっ壊したんじゃろうが』
「十二将どころか三十将を倒したのは俺だったよね」
「時渡りの力ではるか先の時代からすんごい武器を大量に持ってきてやったりもしたよね」
『適当に手柄をでっちあげんなよ!』
『こっちのセリフじゃ』
「俺のはホントだから」
「過去に戻って見てくる?」
『まあまあ落ち着けみんな。打倒・無限斎まであと少しなんだ。内輪もめしてる場合じゃないだろ』
「確かに桂君の言うとおりだな」
「うん。俺のおかげでここまで来れたんだな~」
「えっ?」
『あっ…オホン!繰り返しになるが、最後の正念場なんだ。誰の手柄とか抜きにして共に無限斎を討とうじゃないか。そうだろ?なっ!』
『まっ、確かにそのとおりだな』
『あとのことは全て無限斎を倒してからじゃな』
「仕方ないね」
「うん、私の手柄についてもその後ゆっくり語ればよい話だな」
「俺の手柄もね」
『ええい手柄話はあと!みんなで無限斎を倒しにいくぜ!』
「オーッ!」
「だから高杉達邪魔者を倒したのはこの俺の手柄だ!」
「いえいえ!いかに無限斎様といえども、これだけは譲れません!私の率いる蘭丸兵団が邪魔者をみ~んな倒したんです!」
「俺の暗黒の力でお前も大昔からこっちへ来れたんだろうが」
「ねつ造ですか?過去をねつ造するんですか?」
「ねつ造とは何だ?」
『あ~、やっぱ手柄の取り合いは見苦しいな』
「そうだね」
「うん、認めざるを得ない」
「この城だって俺がつくったんだよ」
「それは前の無限斎様です!」
「前も今もないだろ!」
「ですから~!」
『晋作。お前、面白き世をつくりたいんだろ?次回“BAKUMATSUクライシス”第12話。新しきBAKUMATSUへ!』
つぶやきボタン…
巨城スサノオが転移したのは十二将たちが消えたせいだった!?
そして1期の十二将までもが再び…
一休は味方サイドだから出なかったか
なんだかんだで龍馬以外みんなついてきてたw慶喜が戦うの珍しい!
幕末に残された龍馬はどう動くのか
そして1期の十二将までもが再び…
一休は味方サイドだから出なかったか
なんだかんだで龍馬以外みんなついてきてたw慶喜が戦うの珍しい!
幕末に残された龍馬はどう動くのか
BAKUMATSUクライシス 11話 感想
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コメント…2019年春アニメについて
-
- 2019年06月14日 13:42
- ID:7AavZYOd0 >>返信コメ
- 坂本さん最後にやらかしてほしい。
-
- 2019年06月14日 15:03
- ID:K8.agwEd0 >>返信コメ
- 沖田総司でさ、よくあんなブス顔で生きているわよねw
-
- 2019年06月14日 15:15
- ID:K8.agwEd0 >>返信コメ
- BAKUMATSUクライシス、早く全滅しろ
みんな、誰もお前らの顔を見たくない
全員がお前らを嫌ってる
-
- 2019年06月14日 15:20
- ID:K8.agwEd0 >>返信コメ
- クソアニメめ
-
- 2019年06月14日 15:24
- ID:K8.agwEd0 >>返信コメ
- 晋作早く死ね
-
- 2019年06月14日 16:21
- ID:hblsscTK0 >>返信コメ
- 横谷昌宏の脚本って臭くね www
-
- 2019年06月14日 16:27
- ID:I2ph9Red0 >>返信コメ
- ショボいラスボス来たな
-
- 2019年06月14日 19:32
- ID:hblsscTK0 >>返信コメ
- 安いアニメ www www
-
- 2019年06月14日 21:31
- ID:l.xWoVSg0 >>返信コメ
- 土方さん何しているですか.....
-
- 2019年06月14日 22:41
- ID:hblsscTK0 >>返信コメ
- このアニメ醜男でーすw
-
- 2019年06月14日 22:41
- ID:hblsscTK0 >>返信コメ
- BAKUMATSUクライシス、早く全滅しろ
みんな、誰もお前らの顔を見たくない
全員がお前らを嫌ってる
この醜男め
-
- 2019年06月15日 09:59
- ID:RCntFY3N0 >>返信コメ
- 服部半蔵、黙ってれば
カッコいいかも……
-
- 2019年06月15日 20:10
- ID:Tef.3qSx0 >>返信コメ
- イデオン?
公の影?
-
- 2019年06月15日 20:21
- ID:SKcy592v0 >>返信コメ
- バジリスク桜花すぎるwww
1期より演出と脚本酷くなってない?
一期はそこらへんよかったよ
-
- 2019年06月15日 23:33
- ID:hq4nvwUO0 >>返信コメ
- このアニメは腐女子向けのアニメで〜す www
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- 2019年06月15日 23:36
- ID:hq4nvwUO0 >>返信コメ
- BAKUMATSUクライシスはキモすぎ、
薄桜鬼の方が上だし
-
- 2019年06月16日 09:43
- ID:iY7jFQ380 >>返信コメ
- 早く死ね
-
- 2019年06月16日 09:52
- ID:iY7jFQ380 >>返信コメ
- 徳川慶喜は大の女好きで家臣からは嫌われる空気が読まないバカでしたww
-
- 2019年06月16日 12:02
- ID:iY7jFQ380 >>返信コメ
- 被曝者見たいに死ねばいいのに www
-
- 2019年06月17日 01:25
- ID:7s4KVS670 >>返信コメ
- 今回クッソワロタわ
中華原画だったけどお笑いとマッチしすぎて面白すぎた
…コメントについて…
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