第11話

『ハッ…んっ』

『うっ』



「うわ〜!」




スゴウデ3「フッフッフッ…出てこ〜い!」

ジェームズ『うっ。くっ…』

『ハア…ハア…くそっ』


コナー「こいつを今から、ある場所に運ぼうと思う」


「どんなところかは…フッ。行けば分かる。さあ。出発しよう」

コナー「フッ」




ハリー「何者だ」




ギャラガー「どうした?」
エディ「あっ、あ…映像共有します」
ギャラガー「ん?一体何が起きてる?」

「コナーのマンションがいきなり襲撃されて、現在交戦中です」


「ん…」

「お〜い、フレッドさ〜ん」



スゴウデ1「分かってるな?時間内での証拠隠滅、そしてフレッドの確保だ」


『うっ』
「ク〜ン…」
『落ち着け』

「そこにいんのか?出てこいよ」

『ハッ』

「チッ。ハズレか」

『ハア…』




スゴウデ3「あ〜!」


「ぐっ…」


ジェームズ『おい』


『そういうことだ』


ジェームズ『動くな!』



「う…ぐっ!」

スゴウデ4「おいおい…ふざけんなよ。くそっ」

スゴウデ1「ハア…軌道修正だな」

スゴウデ3「くっ…」


「くそが〜!」

「上空だ。急げ」



「顔は覚えたぜ」

『くっ…』

コナー「さあ。行こうか」
ハリー「フレッドだが…」
コナー「ん?」
ハリー「いや。なんでもない」

コナー「ん…」

オリバー「あっ、これもだ。よっ…んっ…」
サラ『こんなに?』

オリバー「フウ…全てとおっしゃるので」

『ハア…』
「検察がなぜ…ライブに興味を持っているのか。記者として、とても興味がある」

『ご協力には感謝してます』

『あっ…』

「これは私の…あ〜。下心のある好意で見せている。記者としてのね」
『いいわ。話せるタイミングが来たら、あなたにいちばん最初に伝える。約束する』
「面白くなってきた。ライブに関して知りたいことは?」

『う〜ん。最初から全部かな?』

「フフッ。オーケー」




ギャラガー「ん…まだ何が起こるか分からん。関係者であっても、容易に入れないように」

フレッド「あ…」

「ハッハッ…」

「あっ…ウラシル、お前…」

「あっ…ぐうっ…!」
「ク〜ン」





「ん…あっ」

「こいつら…あっ」


エディ「ジェームズ。今解析結果を送った」

『元軍人』
「ああ。でも退役後の行方は不明になってる」

『こいつら…訳ありの軍人崩れか』

『いずれにせよ…もう何も聞けない』

「ハア…あとから襲ってきたヤツらだけど」

『全く分からないか』
「ああ。すまない」
『ヤツらはこの軍人崩れとは明らかに違っていた』

オリバー「ライブ・コーポレーション」

「セキュリティ事業を中核に持つ、近年急成長しているコングロマリット」

「世間的には、国内シェアトップを誇るセキュリティ会社として有名だな」

「もともと小さな警備会社にすぎなかったこの会社が、この十数年でここまでの規模になったのは」

「スティーブン・マートランド。現会長である、彼の手腕によるところが大きい」

「旧ライブが最初に合併した会社の人間だ。全ては…彼を起点に始まる」

『ん…』

『あっ』
「とりあえずは無事…のようだな」
『はい』

『電話のあと、突然襲撃されました。犯人グループは…最初に潜伏していた集団とは、全く感じの違うヤツらでした』
「解析は?」
『拘束していた集団のほうは、顔は潰されましたが。なんとか』

『恐らく、ライブの私兵でないかと』
「フン…襲撃犯は?」
『ん…』
「ハア…」

「あ…」

ギャラガー「ミスターフレッド・ファラデー」

「ああ」
「我々SSCは、あなたを探していました」

「ん…SSC」







オリバー「警備会社として創業したライブは、民間の中小企業や商業施設の警備などを請け負い…小規模ながら経営は非常に安定していて、堅実なものだった」

「ここまでは。通信会社コモンズとの合併。ライブは時代のニーズに合わせた顧客の要望に応えるため、ネットワーク関連のノウハウを取り入れたかったようだ」

「一方のコモンズも、技術開発のための安定した予算を求めていたため…両社の思惑が合致した」
『そこからは?』
「中小企業を買いあさるように吸収合併を繰り返し、拡大が始まった」

「ん…これが、その買収リスト」

『ねえ。軍事産業に手を出し始めたのもその時期?』
「ああ。ここから民間軍事企業へと少しずつ姿を変えていく。それに比例して、政界など多方面への影響力も強めていった」

「この方向転換に、現会長のスティーブンが関わっていることは間違いない」
『というと?』

「さっきも言ったけど、スティーブンはもともと…こちら側の人間だった」

「このころに中枢にいた人間で、今のライブに残っているのは…彼しかいないんだ」

『ハア…』


フレッド「SSC…君たちが…では、モニカは君たちと連携を取って?」

『ん…あ…』

「彼女は…モニカは殺されました」

フレッド「ああ…ああ…あ…」


「そんな…私の…せいだ」

「最初の合併。つまり旧ライブ社とこのコモンズ社の合併は、平和的なものだったようだ。契約内容を見るに、当時の通信会社側の代表だったスティーブンも堅実な経営を望んでいたらしい」

『ハア…それがどうして』

「スティーブンは突然人間が変わってしまったかのように。結果、ライブ社を乗っ取った形になる」

『このとき一体何が起きたのか』

「現象には必ず理由がある。俺はそれが知りたい」

『まるで変面ね』
「うん?」
『中国の伝統的なダンスよ。観客の目の間で、あっという間にお面の顔を変える』

「へえ」

『一瞬のうちに…善人が悪魔に変わる』

「私は…ライブ・コーポレーションを告発しようとしたんだ」

ジェームズ『それは…これに関わることですか?』


「あっ」

『これはモニカの同僚が、彼女の部屋で見つけたものです』
「フッ…モニカと出会ったのは…」

「フウ…エコーズ社のレセプションだった。短い会話だったが。彼女がいかに優秀で…何より正義感にあふれた検察か、すぐに分かったよ。私はすぐに信頼し、そして…頼ってしまった。彼女を…犠牲にするつもりはなかった」

『ハア…』

『ミスターファラデー。これが何なのか…教えていただけますか?このマスクを使用したヤツらは皆、理解不能な…ん…とても人間とは思えない能力を持っていた』

「ん!」

「君は見たのか?」
『ええ』

「これは…これは本来人間を救うためのものだ。それを…マスクは未完成なんだ。いや、完成することはないだろう。力の制御法も…副作用を抑える方法も結局見つからなかった。分かるか?もう続けてはいけないんだ」

「フウ…ライブは…いや。弟はいまだこれに取りつかれている」



「科学は…科学は道徳から外れてはいけない」

「あなたをこれから重要参考人として保護します。知ってること、持ってる資料を全て提供していただきたい」
『恐らく…ライブ・コーポレーションだけでなく、あなたの弟も。よろしいですね』

「教授。あなただったら…」







「君がいてくれて心強いよ。私はその類いが苦手でねえ」





コナー「なんて美しいんだ」

「教授が生んで、僕が育てた…魔法…」


『ハア…』

「そろそろ校了か。何かあったら、デスクにいるから」

『ありがとう』

『ん…ハア…』


『ハア〜』

『うっ』


『んっ…ハア…』

『ああ…』





『あ…』


『ハッ…』




つぶやきボタン…
スゴウデたちは一旦去ったけどこれで終わりとは思えない
そしてついにフレッドとの接触に成功!
やっぱり本来マスクは人間を救うためのもの
でも老化しちゃうし問題あるよね
ハリーはこのままコナーを守ってSSCと敵対し続けることになるのか、それとも…
サラもオリバーの助けを得てどんどん真実に近付いてきてる?
そしてついにフレッドとの接触に成功!
やっぱり本来マスクは人間を救うためのもの
でも老化しちゃうし問題あるよね
ハリーはこのままコナーを守ってSSCと敵対し続けることになるのか、それとも…
サラもオリバーの助けを得てどんどん真実に近付いてきてる?
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HERO MASK 11話 感想
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notebook, Barbara Montgomery
Independently published
2020-06-26
コメント…2020年夏アニメについて
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- 2020年09月16日 21:45
- ID:xpUMGlE40 >>返信コメ
- 会社乗っ取り海外映画・ドラマよくあるな、会社乗っ取りとか海外そんな多いのかな
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- 2020年09月16日 22:00
- ID:A3.p1FXy0 >>返信コメ
- 襲撃されてるのを監視カメラで見てる時点で自分が間に合わないのわかってるとしても、複数相手でもジェームズならなんとかするというハリーの厚い信頼。新手が来てもまぁ大丈夫だろうみたいな感じ。いいライバル関係ってやつですかね。
-
- 2020年09月17日 04:42
- ID:kzuduMgp0 >>返信コメ
- 海外ドラマだったらキスシーンとs◯xシーンが必ずあるけどヒロインが大人じゃないから難しいのかね
-
- 2020年09月17日 10:51
- ID:Qhjc3LFC0 >>返信コメ
- 女の人が色んなとこ行って調べものしてるけど、命狙われてる可能性あるんだからせめて行く場所くらいは事前に上司に報告しろよと思ってしまう。
盗聴を警戒してるってわけでもないのにみんなスタンドプレーが多すぎるのが気になってしまうわ
-
- 2020年09月17日 15:06
- ID:yl2UYMsL0 >>返信コメ
- 思い返せば2話くらいの時点では、これからいろんなマスク使いが出てくるんだろうなと想像してたはずが…
結局ジェームズに会いたかったやつと娘に会いたかったやつの2人しか出てきてないのすごいな…
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- 2020年09月17日 15:48
- ID:hb6gQQXL0 >>返信コメ
- 写真の人物、先週サラとバーでモニカの事偲んでた上司のおっさん(名前忘れた)だよね
ぷんぷん臭ってたけどやっぱり一枚噛んでたんだ
サラが何か言いかけてSSCからの着信切っ掛けで思い留まったみたいだったけど
おっさんこっち側の動向、何か探ってたのか?
-
- 2020年09月18日 04:25
- ID:5QqlWUBj0 >>返信コメ
- ただでさえテンポが悪いのにマスクとかもはや関係なくなってきてる展開で悪い意味で驚く一方だわ
実写ドラマ向けとか言われてたけどこのストーリーじゃ正直シーズン1で打ち切られても仕方ないレベル
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- 2020年09月19日 04:19
- ID:Tw.iJ4Tb0 >>返信コメ
- >>5
もうほとんどの奴が出てくる前に処理されてる
…コメントについて…
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