第10話「鬼の隠れ里」
ネリエ・マルコム「死ぬうぅぅぅ!!」
「何とも愉快なことになっておりますなぁ」
真『巴、この状況どうにかできない!?』
巴「さて、わしを置いて澪とあいびきする方に頼まれましても…」
『手などつないでおりましたなぁ~』
『分かったよ!刀と稲作の追及を許可するから!』
「そのお言葉を待っておりました!」
「澪は気つけに大好物でも食わせてやればよいでしょう」
『大好物…えっ、僕か…!?』
『ほら澪、正気に戻って!』
「若様、大変おいしゅうございました」
「相変わらずヒューマンどもはふざけてるな」
「大気よ凍てつけ!我が刃となれ」
真(闇魔法だっけ…相手の魔法を詠唱段階でキャンセルしちゃうんだよな。澪はやっぱすごいな)
「奇妙キテレツまか不思議!魔法が発動しない…」
澪「ごちそうさまです」
真『じゃあ澪、ちょっと光るよ』
『…?ここは…』
イレイン「何なのよ!どこなのよ!」
『よくぞ参られた!蜃気楼都市へ!』
アクア「つまり貴様らは花を奪いに来たのではなく、あくまで話し合いたいと」
真『こう見えても商人でして、品物の買い付けというか取り引きを…』
「私はアクア」
「エリスだよ」
真(2人揃うとスポーツ飲料みたいな名前だな)
エリス「おいでませ、森鬼ヴィレッジ」
エリス「怪しい方はもれなく村にご招待されまーす」
真『いやいや排除しようとしてたよね』
エリス「そんな日もある。何事も思いどおりにいかないのが人生だよキミ」
「ようこそ森鬼の村へ。長老代表のニルギストリだ」
長老「我らは精霊の力を求めるエルフとは違い」
長老「知ることで森を管理する」
長老「ゆえに我らはエルフとは別の種族だ」
「我々はエルフと別の種族ではありません。ニルギストリの息子、アドノウと申します」
「お客人に挨拶をと」
アドノウ「我ら森鬼はエルフの祖です。呼び名を変えようとその事実を変えることはできない」
長老「エルフは森に頼りすがる種族よ」
長老「我ら森鬼は森を作り」
長老「そして森を統べる者である」
「竜の結界が弱体化した今でもこれまでのように隠れて暮らせと?」
アドノウ「お客人、あなた方は商人と聞きました」
真『はい、薬の素材を探しに来ました』
「商人ながらアクアとエリスを下すほどの腕前を?」
真『ご…護身術を少々…』
「そのお言葉、とりあえずは信じておきましょう」
(なんか疑われてる…)
「愚息が失礼した。以前はあのような態度ではなかったのだが」
真『はぁ~結構いろいろと聞かれたな~』
アクア「我らの師匠を紹介したいのだが」
真(師匠?うん、絶対ヤダ…)
『大丈夫。痛いのは最初だけ、チョットダヨ』
『…!?』
モンド「よう~!お前らが客人か?」
真(またしても イタイの来ちゃった どうしよう)
モンド「あんたら、アクアとエリスを子供扱いしたって?」
「俺はモンドだ、とりあえず…」
モンド「ほう、これはまた…」
「し…師匠」
「まさか…」
「久々に…いい!」
『ひぃっ!』
『32!』
澪『天誅!!!』
『わ…わたくしは31秒しか手をつないでませんのに』
『あの無頼32秒も!万死に値します』
(あの打撃、何者だ?男のほうも例の力が発動しなかったが…)
『ハハハハ!』
『どちらもただのヒューマンではないか…』
『我と会ったが不運であったな』
澪「偵察…ですか?」
真『うん。調べてほしいのはアドノウって人とさっきの師匠って人』
澪「あの変態ですか」
『スパイですね?』
澪『若様の記憶で見ました!赤い光線をよけたりする』
『いつか若様と世界中の秘宝をとりに行きたいですわね』
(最近の若様は不安や焦りを感じているご様子…)
澪(来ました、32秒の変態…)
(漂う濃厚な土の魔力。なるほど、何かに憑かれているのね)
澪(蜘蛛だった頃の記憶が反応している)
(アレはおいしいと…)
アドノウ:念話《はい。ここ最近ではツィーゲからの調査隊と商人のみ》
(念話ですか…。相手は…)
『あら?これって盗聴?初盗聴ですわね』
《大丈夫です。我らと魔族の繋がりを詮索する者はおりません》
真『なるほど。師匠は何かに憑依されてて、アドノウは魔族とつながってる…か』
真『亜空の巴と交代してきてくれないかな?』
真(ん?あれは…アドノウと、変態師匠?)
『ぐっ…!!』
『カァァァァ…』
リッチ「我が顕現の糧となれ」
『なぜころした』
「こやつは生気を吸われて動けぬだけだ」
「目的はぬしだ。ぬしに聞きたいことがある」
真『知の探究に執着するあまり不死の体に転じた…”リッチ”ってとこかな』
リッチ「ほうさかしいな」
真(ゲームの知識だけどねっ)
「この術、流石のぬしとて無事では済まさぬ。さりとてよければ森鬼は死ぬ」
『よけるつもりはない』
「我が知識の糧となれ!」
『あいにくだけど、僕は状態異常系の魔法に耐性があるんだ』
「なっ、術が効かない?」
『闇よ、我が望むまで食らえ』
「何だ?、この術は…」
真『安心しろ、殺しはしない』
長老「貴様何をした?」
「やはり商人ではないな」
「うたげで油断させ極刑に処すはずが!」
巴「ニルギストリか。壮健で何よりじゃ」
ニルギストリ「お前になど会った覚えは…」
「姿かたちが変わった程度で分からぬとは、もうろくしたのうニルギストリよ」
「し…蜃様!」
「皆の者頭を下げよ!上位竜の蜃様であらせられる」
「わしはこの方、クズノハ様の下僕なんじゃよ」
『マジー!?』
『どうしてあの村に?』
リッチ「森鬼の個体のひとつに潜みその能力を観察していた」
「若はその理由を聞いておる。不死者になってまで求めるおぬしの目的をの」
「すべては我がグラントに至るためだ。グラントはヒューマンの上位種。すべてにおいてヒューマンを凌駕する存在だ」
リッチ「我を破ったあの術は何だ?」
真『発動したあなたの術を闇の魔力で食いました』
『そ…それには膨大な魔力が必要になるはず…。例えるなら金貨100枚で銅貨1枚を買うようなものだが…』
「ふざけるな!お前は自分を精霊の化身とでも…」
『若に“お前”とは何事か』
『総身を荒野にばらまきましょうか』
真『あなたは魔術に造詣が深いとお見受けします。もし魔導書をお持ちなら何冊か売っていただきたいのですが』
「今さら我の術を知りたいと?嫌みかね?」
『僕の魔法の教科書は知り合いのオークに書いてもらった紙1枚なんで…』
リッチ「か…紙1枚!?」
巴「若、無自覚でとどめを刺すのはどうかと」
真『え?』
『おぬしがグラントを求める理由。それは女神のものとは違う他の世界の存在を知るからではないか?』
巴『おぬしはさまざまな文献や伝承を調べ上げ、』
『グラントはヒューマンの上位種にして世界を自在に渡れる能力者だと定義づけた』
「そ…そうだ!グラントならば世界を渡れる!望む世界に渡れる」
(望む世界に移動って…僕が元いた世界にも…)
巴『かつてヒューマンの身でこの世界のほころびを見つけ飛び込んだ者は何人かおる』
『じゃが、ほとんどが他の世界を見るなり、こちらの世界に引き戻された』
巴『その中でこちらの世界に戻らず、他の世界で新たな存在として生き続けるほんのわずかな者』
巴『その者たちがグラントと呼ばれる存在なのじゃ』
巴『つまりグラントになったから世界を渡ったのではなく、世界を渡った者がグラントと呼ばれるだけのこと』
真『でも世界を渡る方法自体はあるってこと?』
巴「あるにはありましょうが、生きて渡れる確率は恐ろしく低いかと」
「成功率は1割にも満たないでしょう」
(1割未満…そんなの自殺に近いじゃないか)
「だとしたら我はこれまで何のために…」
『まだ願いに未練があるのなら、おぬし!契約して若の従者になれ!』
「わ…我のような者を必要とされるのか?」
真『うん、力を貸してほしい』
イレイン「ハァ…、ったく目障りなブタね」
ホクト「どうした?もう寝る時間だぞ」
子供「おしっこ~」
「わ…我などを従者に加えて本当によろしいのですか?」
『実に健康的でいい骨じゃないですか!期待してますよ』
(そういや、骨で判別できなかったけど、リッチって…)
「温かい、命の鼓動を感じる…」
『妙齢の女性がまじまじ見るんじゃありません!』
「若様、我を…、いえわたくしを従者の末席に加えていただき」
「御礼申し上げます」
『それでは若、この元ドクロにいろいろ教えるためにも一度記憶保管庫に…』
『!!!』
『くっ、面倒なことを…』
『申し訳ありませぬ…』
『ヘマをいたしました…』
つぶやきボタン…
突然倒れる巴…やっぱ分体の小巴に何かあったのかな
それにしてもあの突如現れた骸骨が仲間入りするとは思わなかったw
この骸骨も美少女化か!?とチラっち思わせておいてのゴリゴリなイケメンでした
強さ的にはメンバーでは最弱だけど、この世界ではかなり強い方なんだろうな
レベルどのくらいなんだろう
たぶん真はまだ1だろうけど!
それにしてもあの突如現れた骸骨が仲間入りするとは思わなかったw
この骸骨も美少女化か!?とチラっち思わせておいてのゴリゴリなイケメンでした
強さ的にはメンバーでは最弱だけど、この世界ではかなり強い方なんだろうな
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コメント…2021年夏アニメについて
-
- 2021年10月01日 19:45
- ID:cMQBKtIX0 >>返信コメ
- 極刑イコール死刑じゃないからな?
あくまで一番厳しい刑のこと。
同一視されることは多いけどね。
-
- 2021年10月01日 20:06
- ID:.USRNkQI0 >>返信コメ
- Oh...11話がないのね。。
-
- 2021年10月01日 20:08
- ID:9segatUS0 >>返信コメ
- スライムの方にアダルマン出た頃だったんで「こっちもガイコツ負けて仲間になるんかい!」と
思ってた
-
- 2021年10月01日 20:36
- ID:piOpRi7z0 >>返信コメ
- 提供・・・いっそのこと、なろうがスポンサードすればいいのに。
んでCMの時間、月道の顛末とアルファポリスの非道をアピールwww
-
- 2021年10月01日 20:57
- ID:o7vQLh6w0 >>返信コメ
- 11話…?
-
- 2021年10月01日 21:18
- ID:neUhkj980 >>返信コメ
- 契約後の識の声が、無理して若い声出そうとしてるのが気持ち悪い。
他の人じゃダメだったの?
-
- 2021年10月01日 22:27
- ID:FO4.xFzi0 >>返信コメ
- いくら美形とはいえショタでもない男の裸とか誰得ゥ!!!
-
- 2021年10月01日 22:43
- ID:RdR8TyMu0 >>返信コメ
- 巴と澪は変身後、服着てたのに何でドクロは裸なんですか?
-
- 2021年10月01日 23:04
- ID:CZg8Bwbh0 >>返信コメ
- >詠唱段階でキャンセルさせるwww
実際は魔法になる前の魔力を食って発動できなくさせている
某お兄様のグラムディスパージョンもだが、これらものすごい力技で魔法をつぶしているのよね…
-
- 2021年10月01日 23:05
- ID:CZg8Bwbh0 >>返信コメ
- 11話はたまたま録画ミスったので楽しみにしてたのに!(直接視聴はしていたが)
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- 2021年10月01日 23:07
- ID:CZg8Bwbh0 >>返信コメ
- >>9
指輪でブーストかけまくって若様弱体化と併せてようやくできた契約ですからねえ…
-
- 2021年10月01日 23:11
- ID:CZg8Bwbh0 >>返信コメ
- >>5
何年も前の事をまた荒立てるんじゃないwww
-
- 2021年10月01日 23:58
- ID:XN.nV8at0 >>返信コメ
- >>4
相手の攻撃吸うのも似てるしな、こっちが先なんだけどな、知名度が・・・
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- 2021年10月02日 01:59
- ID:eOnlljXE0 >>返信コメ
- たまに話数飛ばしてまとめる時あるね。
まとめの実況民のコメントと書き込みを楽しみにしてたんだけどな~👤
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- 2021年10月02日 03:11
- ID:DlqbTFjK0 >>返信コメ
- 話数飛ばすかと思えば実際の更新日より前の日の掲載枠にしれっとリンク追加する、これが一回ならミスだろうけど実際にはそういうのがたびたびあるんで、何の作為なのかさっぱりわからんのよな、ここの管理人
(後から更新すること自体には一切問題ないと思うけど、更新した順に掲載してくれないと気付けないことも多いし、掲載順弄るのは止めて欲しい)
-
- 2021年10月02日 04:17
- ID:fbMj8i1B0 >>返信コメ
- >>8
おっさんだけど結構好きだぞ。
無駄に不細工やられるよりよっぽどいい。
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- 2021年10月02日 04:21
- ID:fbMj8i1B0 >>返信コメ
- 契約で魔力比10:0になって消滅するから、魔力指輪全部つけさせてなんとか契約できたってとこは編集されてないのか。
-
- 2021年10月02日 07:36
- ID:Lm93Iz5U0 >>返信コメ
- >>8
はいはい俺得俺得。
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- 2021年10月02日 11:41
- ID:uHG2fh4u0 >>返信コメ
- ツダケンがキレイすぎて草生えますよ
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- 2021年10月02日 22:55
- ID:9ZVz.9Ys0 >>返信コメ
- >>1
次回 is where?
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- 2021年10月02日 22:57
- ID:9ZVz.9Ys0 >>返信コメ
- 管理人さん、まとめありがとうございました
-
- 2021年10月03日 20:24
- ID:pseRjGHD0 >>返信コメ
- >>10
>某お兄様のグラムディスパージョン
そっちは喰うというより壊して無意味にしてるのが正しい
普通は咄嗟に(初見で)干渉出来るもんじゃない
仮に出来ても内容が高度過ぎでコスパ悪い所を
使い手自身がその高度な魔法に特化し過ぎてる歪な適性持ち故
息をするように出来るから十八番になってるだけ
…コメントについて…
※お気軽に、どなたでも書き込みOKです。
※「>>〇」「※〇」のようにコメント番号を指定することでアンカーの指定が可能です。
※コメントの書き込みが出来ない等の不具合報告やコメント削除依頼は、コチラより一言頂けると有難いです。
※お気軽に、どなたでも書き込みOKです。
※「>>〇」「※〇」のようにコメント番号を指定することでアンカーの指定が可能です。
※コメントの書き込みが出来ない等の不具合報告やコメント削除依頼は、コチラより一言頂けると有難いです。
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