第4話「Ask, and You Shall Receive」
松竹
2023-04-26
『おね~ちゃんお兄ちゃんがぶった~!』
『こら太郎吉お兄ちゃんでしょ!』
『だって次郎兵衛が取るから!』
『言い訳しない!』

『毎日毎日…おいコラはな!朝からうるせぇぞ!』

『惣二の寝ぼすけ~もうお昼だよ~!』
『あっ?』


『誰に断って昇ってんだ。ええ?』





『ほら太郎吉ちゃんとお椀を持って食べる。次郎兵衛お箸の持ち方はこう!』
『まぁ毎日毎日うっせぇガキだけどよ、この漬物の味に免じて大目に見ててやるってわけよ』




『ちくしょ~。絶対イカサマだろあれ…』

『次は絶対身ぐるみ剥いで…』



『おね~ちゃん!お兄ちゃんがまたぶった~!』
『こら太郎吉!』
『だってだってぇ!』

『だからうっせぇってんだよ!』

『毎朝毎朝キンキン声で起こされる身にもなってみろってんだよなぁ』
『……』
『身にもなってみろってんだよなぁ』

『そうですねぐらい言えねぇのか!』

『もしや俺に言ったのか?』

『このクソ狭ぇ部屋に俺とテメェ以外の誰かがいたら一大事だろうが!』

『すまぬ。そなたの邪魔をせぬようにしていたのだが』
『だからって一日黙りこくってるヤツがあるか!座敷牢じゃねぇんだぞ俺の部屋ぁ!』

『ったくよせっかくの天気なんだ。外でうまいもんでも食うかって腹にでもなんねぇのか侍ってヤツぁ』

『あいにく先立つものがなくてな』
『はぁ?薩摩のお偉いさんの分は?』

『この屏風に換えた』

『えっ!?このボロ拾ってきたんじゃねぇのかよ。テメェってヤツは買い物もまともにできねぇのか』

『ったく…』

『ニヒッ』

『よっしゃ出かけんぞ』
『言ったであろう手元が…』

『だからよ俺っちがテメェにメシの種見つけてやるっつってんだ。いつも都合よく恨噛み小判が回ってくるわけでもねぇしな』

『見ろよこいつを。テメェにゃツキが回ってきてるぜ』


『ア~ッハッハッハッハ!自分も仕事なんてしてないくせに人の職探しなんて!』
『うるせぇ!俺ぁ鉄火場で生きてくって決めてんだ!』

『それでそれで?ツキが来たんじゃないの?』
『いやよぉ手っ取り早く先生んとこ放り込んだんだけどよぉ』

『あ~よくないひねり方してるねぇ。ほかもガタガタだ』

『まっ任せなさい』
『いってててて…せっ先生それ以上触るのはよしてくだせぇ。なんかこうもっと薬とかで…』
『そんな都合のいい薬あるわけないだろう』

『痛くはしないから』
『えっ!?』

『安心しなさい』

『あっよしてっ!やめっ!痛っ痛~っ…くない?』

『相変わらず精が出るねぇ徹破先生』

『やぁおとみさんかい。今日はいったいどうしたんだいっ!』
『こないだのおとっつぁんの風邪んときのお礼にね。蔵出しの伊木力みかんもあるよ』

『いつもたくさん持ってきてもらって悪いねぇ!』
『ああはっおぉひぃ~!』

『こんなんで薬出してくれるの狭い長崎じゃ先生んとこだけだよ』

『それでどうだい?おとみさんの方は何か変わりはないかい?』

『そうだねぇこないだおっちんじまった奉行所の坂田って侍がいたろ。急な病だって話だけど実は…』

『はっ!』

『どうした。先生のご下問に答えよ』

『あれまお侍様!これは失礼を!』
『そうかしこまる必要はない。今の俺はこの診療所の助手に過ぎぬ』

『助手?』
『そうどうした?先生のご下問に…』
『別に大したことじゃないんですよ。あっあ~そうだ!あたしちょっと用事を思い出しまして』

『そうか。ならば送ろう』

『いえ結構でございますぅ!』

『随分慌てていたが何ごとだ?』
『あのねぇ繰馬くん…』

『アッハハハ~バカだなぁ惣二は。人殺しが仕事の侍に医者の手伝いができるわけないじゃん!』
『っせえなぁ!読み書きぐらいはできんだろうから務まると思ったんだよ!』

『繰馬さんは独り身とは言え藩からの扶持だけで暮らしていけるような身分ではなかったはず。何か稼業をしていたのでは?』

『いやよぉ貧乏侍ならなんか稼ぐ術でもねえかって聞いてみたんだけどよ』

『朝起きて剣の稽古をする』
『それで?』
『日によっては城や屋敷に剣の指南に参る。そして帰ってから剣の稽古をする』

『後は朝の稽古に備え日暮とともに寝る』
『がっ…』

『アッハハハハハ!朝から晩までバカの一つ覚えに剣振ってばっか!』
『だから笑いごとじゃねぇんだよっ!』

『ならさ惣二が博打教えてあげたら?』

『バカ!化かし合いができんならそもそもこうなってねぇだろうが!一晩でケツの毛までむしられんのがオチだ!』

『ふ~ん。それじゃ鳰がお客さん探してあげよっか?』

『はぁ?テメェが客をって…』


『おぉ…』


『ネヘ…ネッヘヘヘ…。お姉ぇちゃん』

『おおぉ…!』


『大バカ野郎!想像しちまったじゃねぇか!』
『アッハハハ!』
『鳰待ちやがれっ』
『ヤダね~』

『それで繰馬さんは結局どうしているのです?』
『おい!』
『痛てっ!』

『それがよぉ…』

『だったら旦那の引越し祝いを売っちまうってのはどうだ?しばらく食うには困らんぜ?』

『塗り椀一個を手放してそれでどうやってメシを食えと?』

『バァカ。そいつを金に換えりゃ椀なんざ棚ごと買えるぜ』
『幽烟殿の作はそれほどのものなのか?』

『まっ薩摩の田舎侍にはわからんだろうがよ。なんつ~のワビサビ?蒔絵師の碓氷幽烟っていやあ数奇者にゃ知れた名なんだぜ』

『遠く京や江戸それどころか海の向こうの紅毛人からも注文が来る逸品さ』
『左様な…』

『旦那が金目当てで利便事屋なんざしてると思ったか?碓氷屋を舐めっと後が怖ぇぞ』
『いやそんなつもりはないのだが』
『んでど~よ?こいつも価値がわかるヤツに使ってもらった方が喜ぶぜ』

『俺には過ぎたものだろうが』
『だったらどうすんでぇ?』
『幽烟殿も徹破殿も裏の利便のことは世間に秘めておるのだろう?』

『はぁ?たりめぇだろうが。まさかテメェ誰かにしゃべったのか?』
『いや。だが俺は今だ利便事のことわり信じきれてはおらぬ。そんな俺がふたりのように振る舞えるのだろうか。昼には笑顔で人々に尽くし夜には鬼に転じて晴らせぬ恨みを晴らす』

『そんなマネが俺にできるとは…』
『んな心配は働き口が見つかってからでも遅くはねぇんだよ』

『てなわけでアイツはまだ長屋の二階で正座したまんまってわけ』
『アッハハハ!お侍ってば本当にバカだなぁ!自分が悩んでることに悩んでたらきりがないじゃん!』

『だから笑いごとじゃねぇんだ。こっちはさんざん骨折ってのくたびれもうけなんだぜ。旦那もなんとか言ってくれよ』
『そうですね』

『悩むのにあいて抜け殻になってくれればいっそ楽なのですが』

『おっ?そりゃあどういう意味だ?』

『なんでもありません。私はこれから礼拝堂に行きます。引き続き繰馬さんのことを頼みます』

『ったく。とんだ貧乏くじ押しつけられたもんだぜ』

『いや貧乏神かぁ?』

『主の御子は宣えり。汝ら皆この酒杯より飲め。これは契約の我が血なり。多くの人のために罪の許しを得させんとて流すところのものなり』

『かくあれかし』


『いかに恨噛み小判ありと言えども幕奸どもの根城に躊躇なく踏み込める利便事屋は長崎ではあなたたちぐらいでしょう』


『んっ?』

『されどこたびの利便事未だ果たされてはおりませぬ。裁きはあまねくすべての罪人に等しく下されるべきもの。故にこたびはあなたの罪のみを許します』

『と申しますと?ほかに利便事を下すべき者が?』

『坂田の阿片 出所は?アンゲリアから直に仕入れるほど愚かではありません。仲介人がいたのですよ』

『その者は阿片を用立てる代わりに坂田に老舗の大店を取り潰させることで利を得て、ついにはあの欲深き者ども長崎会所の役人衆に身を連ねるまでにいたった』

『名を安曇屋。聞いていませんか?』

『当然でしょう。かのかいまき与力ら幕奸の心には愛も信仰もなくあるのは血まみれの我欲と保身のみ』

『目障りな坂田さえ亡き者にできれば民草の嘆きも恨みも届きません』

『彼らは裁かれるべき者ども。島原の地で信仰に殉じた者たちがもしも恨噛み小判を噛みしめていたらその深さはいかほどだったと思いますか?』

『汝の仇を愛せと神の御子はおっしゃられたはずですが?』
『獣のごとき異教徒にその愛が届くことはないでしょう』

『彼らが真実の愛に目覚めるのはらくだが針の穴を通るよりも難しいのです』


『かくあれかし』

『ってぇと安曇屋ってなぁ坂田が殺された後 雲隠れしてて唯一仕掛けられそうなのは妾んとこ通う時だけってか』

『ちょうどいいじゃん。どうせ二人ともやんなきゃいけないんだから一緒に片付けちゃおうよ』

『その妾も利便事の標的なのか?』
『店を切り盛りしていた華生屋の女将さんはともかく天満堂の娘さんなんか絵に描いたような箱入り娘だったんだよ』

『いったい誰がどうやって薬漬けにしたんだと思う?』
『その女が?』
『女同士だと油断させて気散じの薬だ、舶来の漢方だなんて甘言に乗せて気がついた時にはもう手遅れさ。罪もない人を私利私欲のために壊した報いは受けてもらわないとね』

『妾宅の対面にある絵双紙屋に段取りをつけました。そこから昼夜見張りを続けて安曇屋が現れるのを待ちます』

『おう、ならよ』
『惣二がやってくれますか?』
『はぁ?俺じゃねぇよ』

『コイツだコイツ。毎日黙って座ってんならよ、俺の知る限り長崎中探したってコイツの右に出るヤツぁいねぇぜ』

『侍なんかが怖~い顔して店先で正座してたら怪しまれない?雷蔵と一緒にいたくないからって押しつけちゃって』
『そんなんじゃねぇよ』

『テメェだってずっと侍面してるわけにはいかねぇんだ侍野郎!丁稚のマネごとぐらいやって見せろ。だからって真面目にやりすぎんなよ。適当にやれ適当にわかんだろ?』
『承知した。万事適当にいたす』

『本当に大丈夫?』


『わぁ~!』

『ヒッ!』






『ひっあぁっ!』





『惣二っ』
『うわっ鳰!』

『おまっ違ぇ~よ』
『ヒヒッ』
『俺はただなアイツが…』














『何をそんなに怯えてるのさ』
『坂田様殺しの下手人はまだ捕まっとらんのだ。お前が無心の便りさえよこさねば今日とて来るつもりもなかったわい』

『やることやっといてよく言うよ。あたしだって危ない橋渡ってるんだ。払うもんはきっちり払ってもらわないとね』

<チリンチリン>
『なんだいこんな季節に…』

『待てっ坂田様を殺した刺客かもしれん!』
『心配性だねぇ。誰もいやしないって』

『んん?』

『凧?』




『あっあぁっきゃっきゃあぁ~!』

『ふぅ~』


『ハァハァ…誰か!誰かぁ!』

『助けておくれ!銛みたいなでかい矢がうちの人を!』
『なるほど。実に無残な末路ではありますが、阿片の毒で罪なき人々を蝕んだその罪を思えば当然の報いではありませんか?』

『な、何言ってんだい…』

『言いがかりはよしておくれよ!』


『うっうぅ…!』

『いと慈悲深きさんた・まりあの御前にその罪その咎…』

『んっんっ…』

『悔い改めよ』



『いかがでしたか雲仙の湯は』
『いやはやウワサ以上でしたな。十年寿命が延びましたわ』

『さすがは碓氷殿のごひいきの宿だ。おまけに留守まで見ていただけて』

『フフッ』


『これはいささか多すぎるようだが』
『なんのなんの。店のものもキレイに並べてもらって。見違えましたわ』

『遠慮なんかしなくていいじゃん。ちゃんとやったんだし』
『そうか…。俺は適当にこなせたか』

『こちらは?もしやあなたが?』
『あぁいやすまぬ。適当にやれと命じられ…』

『そちら様は南蛮絵の習いが?』
『いやまさか』
『ふむ…とにかく珍しい…。ありのままの…浮世絵の下絵にはならないがそのまま掛け軸にしたてて…』

『へ~こんな絵見たことないや』

『これ欲しがる人いるんじゃない?』
『どうでしょう?版元にこの作を紹介したいのですが』
『そんな俺の絵など…』
『え~おもしろそうじゃん』

『……』







最後に雷蔵さんの絵に幽烟さんが呆然としてたのはなんでだろうね。人を殺すしか能がない、生き方を変えるなどなどあり得ない・・・と思っていた侍に、別の生き方が見つかりそうな兆しが見えて価値観が揺らいだのだろうか。
2023/01/26 23:03:19
つぶやきボタン…
真面目すぎてうまくいかない繰馬さんにも意外な才能があったようで
習ってもいない南蛮絵が描けるというのはちょっと不思議なところだけど
繰馬さんの絵の才能も今後の展開に絡んでくるのかなと思ってみたり
コメントでは絵を見た時の碓水さんの表情を気にしてる人が多かったかな
別の生き方を見つけられたからなのか、それとも別の理由からなのか…
繰馬さんに関しては徹破さんも警告していたし何かありそうだけど果たして
習ってもいない南蛮絵が描けるというのはちょっと不思議なところだけど
繰馬さんの絵の才能も今後の展開に絡んでくるのかなと思ってみたり
コメントでは絵を見た時の碓水さんの表情を気にしてる人が多かったかな
別の生き方を見つけられたからなのか、それとも別の理由からなのか…
繰馬さんに関しては徹破さんも警告していたし何かありそうだけど果たして
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コメント…2023年冬アニメについて
-
- 2023年01月29日 01:37
- ID:kOy.gFHA0 >>返信コメ
- 雷蔵の絵が墨絵とは思えないほど上手すぎて草
この猫の毛並みなんか竹内栖鳳超えてるだろw
-
- 2023年01月29日 01:44
- ID:z5e0Dhyx0 >>返信コメ
- 3話4話とわりと堅実に時代風俗を描写してるので
よけい2話のフルヘルム用心棒さんなんだったの?という疑問が強まってくる
-
- 2023年01月29日 01:46
- ID:IpNN.whA0 >>返信コメ
- 実際のところ侍って侍って普段からどんな生活してるんだろう。
流石に四六時中剣の稽古してるわけじゃないから、藩主の依頼を受けての視察とか帳簿・書類の作成とかかな。
-
- 2023年01月29日 02:05
- ID:fzYIW2RU0 >>返信コメ
- 雷蔵さん高倉健も真っ青の糞真面目不器用さんだな…
剣一筋かと思いきや意外な才能もあるようで。
-
- 2023年01月29日 02:11
- ID:TVPVrgfD0 >>返信コメ
- 若冲以上の観察で描いてるなw
今回の長崎ワードは伊木力みかんか
-
- 2023年01月29日 02:34
- ID:PkHbRLff0 >>返信コメ
- 絵は意外な才能だったけど、いきなり描けるわけもないし本格的に剣に打ち込む前にやってた頃があるのかな
もう猪武者とは口が裂けても言えないわ
-
- 2023年01月29日 02:43
- ID:KfqrwaVi0 >>返信コメ
- 雷蔵さんはポンコツ大型犬かわいい
これ視聴者が雷蔵に愛着が湧いてきたころに叩き落す算段だろ?
-
- 2023年01月29日 03:13
- ID:0cJbQdUT0 >>返信コメ
- 幽烟が雷蔵のことどう思っているのか、いまいちわからん。
-
- 2023年01月29日 03:19
- ID:aKtbZcbq0 >>返信コメ
- 今回裁かれる側が実際に悪事を働いてるシーンがないのと、被害者の方も会話の中に出てくるだけで画面には出てきてないから、いまいちカタルシスが弱かった。
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- 2023年01月29日 03:40
- ID:ldxd.ip90 >>返信コメ
- >>4
島原の乱が出てきたから時代的には江戸時代参考が確定
この頃は史実だと多岐に渡る役人というイメージ
それらの仕事もしてるし今で言う司法も司ってるだろうし広範囲に散らばってそう
-
- 2023年01月29日 06:08
- ID:rtFHzsON0 >>返信コメ
- ずっと思ってたんだけど、この金箔って一度肌に張り付いたら取れないってこと?
-
- 2023年01月29日 06:10
- ID:j5Ice4ok0 >>返信コメ
- 雷蔵に意外な才能が 吉と出るか凶と出るかよく分からない展開なのが面白い
-
- 2023年01月29日 06:10
- ID:6J9bmTQA0 >>返信コメ
- 雷蔵の絵めっちゃ上手じゃねぇか!
はっ、雷蔵の絵を下書きに蒔絵細工を作ればバカ売れするのでは!?
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- 2023年01月29日 06:18
- ID:TD83uw2I0 >>返信コメ
- 斬り合いをやる武士ならではの命がかかった場面で磨かれた観察力
反復練習をずっとやっていられる性質
見たまま聴いたままを疑わない純粋さ
それらを持っている男が、結果的に絵に集中できる環境に放り込まれた結果、見たままを絵にする写実絵の才能爆発
「繰馬雷蔵は純粋なんだ!わかったか」とバックドロップでわからされるような理詰めの構成、すごく虚淵玄
-
- 2023年01月29日 06:24
- ID:TD83uw2I0 >>返信コメ
- 実際問題、雷蔵はどのくらい店番してたんだろ
出島から雲仙へはグーグルマップで徒歩8時間ぐらいだけど、湯治の目的も考えたら行き帰りも含めて最低4日ぐらい?
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- 2023年01月29日 06:32
- ID:TD83uw2I0 >>返信コメ
- 3話の会議シーンや今回のみかんのやりとり、おにぎり食べながらの会議の小技がよい
会話のみで進みがちなシーンを、小道具を細かく動かして飽きさせないようにしてるのが伝わる
あと飛んでくる銛の軌道を瞬く流れ星のように描きつつ、鳰が凧を回収する背景で本物の流れ星が流れてるのもよかった
-
- 2023年01月29日 06:38
- ID:xuwt6Zmq0 >>返信コメ
- 武道家や格闘家は空間認識能力が優れてるから絵が上手い人が割といる。
宮本武蔵が描いた絵画はかなり写実的だし、現代の格闘家でもヒョードルがめちゃくちゃイラスト上手かった。
雷蔵の絵の才能もその類なんだろうな
-
- 2023年01月29日 07:00
- ID:sxZQBdXD0 >>返信コメ
- 前回、惣二は
駄目人間ではあるけどあの中では一番まともそうとは書いたけど
今回なんだかんだで雷蔵のこと心配してて普通にいいやつだな
そのせいで一番死にそうではあるが
-
- 2023年01月29日 07:15
- ID:sxZQBdXD0 >>返信コメ
- >>1
というより鳰は侍をそういう偏見の目で見てるのだと思う
たぶん幽烟も
だからこそ最後に幽烟は侍(雷蔵)が人殺し以外の才を見せたことに
驚いてるんじゃないかな
-
- 2023年01月29日 07:38
- ID:YVSOJyC90 >>返信コメ
- 幽烟「オレのこの手が(金箔で)光って唸る!お前を倒せと輝き叫ぶ!」
絵描き侍というと、滝沢聖峰の「二兎物語」がくっそ面白かったな
家を継いで旗本になるか、家を出て侍をやめて絵師になるか悩む男の話で、江戸時代の出版文化がテーマだけど、内容がほぼ江戸時代の同人オタの話だったw(寺で主宰してる即売会に本を出品しなくちゃならないので、印刷屋に大金払って締切を延ばしてもらう絵師とか、カップリングで揉めてケンカになる女性サークルとか)
-
- 2023年01月29日 07:49
- ID:rKZg965N0 >>返信コメ
- >>6
伊藤若冲のリアリズムに優れた絵は、当人が職業絵師出なかったこともあり、後継者もおらず定着しなかったので雷蔵の絵が珍しがら
れている。
-
- 2023年01月29日 08:11
- ID:rKZg965N0 >>返信コメ
- らくだが針の穴を通るより難しいというのは聖書に書かれている
けど、対象は金持ちであって異教徒とか悪人ではないんだけど、
これば神父の曲解か、隠れキリシタンである事による教義の変更か
-
- 2023年01月29日 08:40
- ID:f1MZuQEY0 >>返信コメ
- 操馬さんの絵上手すぎて笑ったw
でもこういう写実的な絵って昔の絵で見たことないけど、この時代には流行ってなかったのかな?
-
- 2023年01月29日 08:51
- ID:tvQo3xmc0 >>返信コメ
- スタープラチナにスケッチをさせている感じ
並外れた視力で。対象をありのまま機械的に捉え
イメージ通りに体を動かす精密動作で描画すると
写実絵の極みになるということか
-
- 2023年01月29日 09:30
- ID:pm059pPM0 >>返信コメ
- 妾の声が豊口めぐみさんで自分にとってはご褒美
-
- 2023年01月29日 10:00
- ID:TD83uw2I0 >>返信コメ
- >>24
描いたら消せない墨で写実に持っていくのはめちゃくちゃ難しい
鉛筆が本格的に日本に入ってくるのは明治ごろだそうだ
浮世絵が大衆に流行ったのは、はっきりした線で木版画に起こしやすく複製が簡単だったから
薄墨や筆の掠れを活かした墨絵は複製がほぼ無理だから一点ものになるし、色も乗せられないからお金持ちの物好きしか買わないので江戸時代では淘汰されたんだと思う
-
- 2023年01月29日 10:52
- ID:JpaoVnXu0 >>返信コメ
- 幽烟は雷蔵を廃人にしたいのか?
同類だと思ってた雷蔵に絵の才能があって不満そうだな
-
- 2023年01月29日 11:04
- ID:eCe.4.3P0 >>返信コメ
- >>12
金箔「死亡確認!ヨシ!」
みたいな感じで勝手に崩れるからナノマシンの類なんやろ。
-
- 2023年01月29日 11:08
- ID:eCe.4.3P0 >>返信コメ
- >>23
まあ、悪い事して金儲けした金で免罪符買ってもチャラになりませんよ的な感じなんだろうけど。
まあ、時代により異教徒と結婚はアウトみたいだし。
-
- 2023年01月29日 11:23
- ID:rKZg965N0 >>返信コメ
- >>27
伊藤若冲は江戸時代の絵師だけどリアリズムの高い絵を描いている
ただ彼は職業絵師ではなく作品は寺などに奉納している一点物のみ
江戸時代は狩野派などの伝統派、浮世絵、秋田蘭画などの洋画もあり
バラエティに富んでいる時代
-
- 2023年01月29日 12:19
- ID:f5UK2vXR0 >>返信コメ
- このまま抜け殻になった方が都合が良いと。つまりは雷蔵がこのまま自我を持ったままだと危ないとも言える。前回深入りさせるとまずいと先生が言ってたし利便事屋の大元が巨悪の類なのかもね。そして雷蔵は利便屋の理を未だに信じきれてない様に事と次第によっちゃ恐らく仲間達を切る。だって雷蔵は正義の味方だから。
-
- 2023年01月29日 12:28
- ID:TD83uw2I0 >>返信コメ
- >>20
「人殺しは人殺しとしてしか生きられない」について、
鳰はいちいち発言することで、自分にとっての真理を補強しようとしてるようにも思える
雷蔵がいちいち侍らしさでしくじって「やっぱりそうなんだ」って大笑いしているというか、
幽烟もその結論ありきで、
「人殺しが一般社会でしくじり続ける過程を経て、人殺しになってもらおう」って感じなのかも
だから「抜け殻になってくれればいっそ楽」なんじゃないかな、過程をすっ飛ばせるから
あれ……?急にチェンソーマンになってきたじゃん…………。
-
- 2023年01月29日 12:45
- ID:eCe.4.3P0 >>返信コメ
- 妾も阿片の一味だったのな。
-
- 2023年01月29日 13:57
- ID:UkNs4AZM0 >>返信コメ
- >>28
コメントでいろんな考察でてるけど不穏な演出ではあったな
そして公式HP見て脚本:虚淵玄だったことを知る
-
- 2023年01月29日 14:03
- ID:UkNs4AZM0 >>返信コメ
- 見覚えあると思ったらキャラクター原案好きな作家さんだった
ギャグ調が上手な人だからアニメ本編も明るい雰囲気になるといいな
-
- 2023年01月29日 14:11
- ID:KfqrwaVi0 >>返信コメ
- 雷蔵さん、庶民と交流したことがなさそうな割に見下すような傲慢さがないんだよな
診療所でおばさんを送っていこうとしたり、店番でも親子連れ客にちゃんと一礼してる
2話の「なぜ灯りを~」のくだりも世間知らず故の失言で、本人は女郎であっても死を悼む気持ちを持ってた
-
- 2023年01月29日 15:28
- ID:boJQJa7w0 >>返信コメ
- >>32
利便屋の大元はどう考えても正しい連中には描写されてないし最終的には敵対しそうだよね
かつて上の命令を何も考えずに実行してしまった主人公が今度はどういう判断をするのか
-
- 2023年01月29日 16:54
- ID:fl2YNMQd0 >>返信コメ
- 妾の仕置きで金箔で窒息させた後、金箔が剥がれ落ちるシーンの顔が銀魂のお登勢さんに見えてしまったわwwwww
今回はダブルトンチキなお仕事で大満足!
あれだけ精密な描写が出来るってことは雷蔵さんは単に絵を嗜んでいるのレベルじゃなくて。あるいは過去に習ったことがある、或いは知り合いにアンゲリア出身者がいた、もしくはアンゲリアに行ったことがあったりして……。
-
- 2023年01月29日 21:41
- ID:XEXlVIql0 >>返信コメ
- いつ面白くなるの?このアニメは
-
- 2023年01月29日 21:41
- ID:TVe5Cc8E0 >>返信コメ
- 江戸時代だとちゃんとした場所で絵を習えるのは基本武士階級で、そうじゃなければ金を積んで身分偽装するって『当て屋の椿』で読んだな。だから栗馬さんは絵を学んだ過去があるのかと思ったけど、明らかに画風違うし本人はひたすら剣やってたと言うしでよくわからないな。
つーかよくよく考えてみれば栗馬さんの背景、特に実家とか不明な点が多いな。一話が壮絶だったし全然話に出なかったから天涯孤独かと思ってたけど、後々なんかあるんだろうか。
-
- 2023年01月29日 22:19
- ID:N04ViDnn0 >>返信コメ
- >>20
雷蔵は現実にそっくりの絵が書ける→人相書きをすれば高性能な手配書になる→利便事屋は全員顔をあわせている→もしもの時には必ず始末しなければならない
みたいな連想ゲームをしたのかと思った
真相はわからないけど不穏だなぁ
-
- 2023年01月30日 00:06
- ID:Z6Z2TrVH0 >>返信コメ
- 3話での鳰との会話、別の生き方を知った上で諦める(諦めさせる)を実行したのが今回。幽烟は雷蔵を自分の駒として使いたい、おそらく礼拝堂との対立のため。
でも礼拝堂が単に外道故の敵対なら、今でも雷蔵を使うのに支障がないはず。今でも義侠心で人を斬る、利便事の理に照らせば正統派なのだし。
わざわざ雷蔵の心を壊しに掛かるのは、幽烟の目的(or手段)が外道であるからと考えるのが自然。
今回島原の乱へ言及があったし教義からの乖離を咎める問答があったから、幽烟自身は教義を正しく受け継いだ敬虔なカトリックと見るのが妥当。
だから邪教と化した礼拝堂を排して正当なキリスト教の復活させるのが目的とか?
ただし実態は外国人による侵略の尖兵として使われている立場。
1話でのアヘンと清と紅毛人、いずれ長崎もという話にもつながってくる。
でも後ろ盾が紅毛人(イギリス人)ならプロテスタントのはずだし、幽烟にとって必ずしも味方じゃないはず。
だからもう一段、カトリック勢力の介入の手引をしているなら、
二重三重の裏切りが前提の超危ない橋を渡っていることになる。
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- 2023年01月30日 00:48
- ID:Vwz.BB2D0 >>返信コメ
- 毎回事件があるからあまり感じてなかったけど冒頭のひたすら待機してるところを見ると
利便の依頼には当然波があって裏稼業一本で食ってくのは難しいんだなと改めて思った
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- 2023年01月30日 05:47
- ID:8pSE3HGe0 >>返信コメ
- 金箔面白かったが今回の殺しは背景見たいな感じで、生き方を見つけられるかが本筋に見えた
次回どうなるか楽しみだ
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- 2023年01月30日 06:38
- ID:ZG23j2Da0 >>返信コメ
- >>28
雷蔵に何か設定があるに一票
幽烟は気づきかけた、それを視聴者に伝える表情演出かなあと。不満じゃないだろう
南蛮画を習ったことはない的な会話があったが
浮世絵とは違う写実的なものすごい絵を描けるはずがないのでは
まあ天賦の才能があったってだけかもしれないけれど
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- 2023年01月30日 06:41
- ID:ZG23j2Da0 >>返信コメ
- >>43
考察するのはいいけど、カトリックだプロテスタントだと現実をねじ込むのは止めたほうがいい
スタッフのぼかす努力が台無しだ
マリア像はあっても十字架は出てこないしキリスト教とは一言も言ってない
宗派が分かれてる描写なんかないのに捻じ曲げちゃいけない
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- 2023年01月30日 08:08
- ID:nvBidia30 >>返信コメ
- 雷蔵は用心棒の方が良いのでは?
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- 2023年01月30日 11:01
- ID:rqCcbrfk0 >>返信コメ
- >>40
オリジナル作品なので予測不可能です
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- 2023年01月30日 12:26
- ID:qbHXLL670 >>返信コメ
- 今更だけどりべんじ屋でリベンジャーなのか
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- 2023年01月30日 13:18
- ID:PESv3rzT0 >>返信コメ
- それを言うなら先生だって人〇しじゃないか…
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- 2023年01月30日 13:20
- ID:u6.ChgMu0 >>返信コメ
- >>40
現状を面白いと認識できないのであれば、貴方には向いてないので退出していただいて結構です。
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- 2023年01月30日 17:37
- ID:7xmXicd.0 >>返信コメ
- >>52
現状既にかなり面白いから、理解できない人は一生理解できないままだろうなw
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- 2023年01月30日 17:39
- ID:aYlJgyGv0 >>返信コメ
- >>44加代「それだけで食えてたら何でも屋なんて、やってないわよ!」
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- 2023年01月30日 19:56
- ID:V.YTgIFS0 >>返信コメ
- >>46
逆に絵とは浮世絵であるみたいな先入観がないから
見たままの写実的な絵になったんじゃない?
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- 2023年01月31日 02:14
- ID:bd9mwkJy0 >>返信コメ
- >>47
礼拝堂の教義が変質しているのは公式設定
プロテスタントまで引き合いにだしたのはやりすぎたかもしれんが
、信仰における正統と異端の対立構図は描写通りに受け取っていいと思う
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- 2023年01月31日 04:10
- ID:JoJqt40j0
>>返信コメ
- 4話から一気にみんなに愛着湧いた
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- 2023年01月31日 04:15
- ID:JoJqt40j0 >>返信コメ
- >>15
1話の地図も抜け道以外は見たまま真っ直ぐな線だったのも伏線だったのに驚いている
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- 2023年02月02日 07:12
- ID:KHwiugZS0 >>返信コメ
- 時代考証入ってるから家屋の屋根や看板!までちゃんとしてる。背景が当時の風俗語りすぎて毎回このアニメだけ正座して見てるわ。創作部分は分かりやすく嘘っぽく見せてるのがいい。スラムや阿片窟も実写で最近は見ないものだから希少価値が高い。
一番いいのは侍を嫌ってるキャラクターが多いところ。
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- 2023年02月05日 15:07
- ID:a1cpZxna0 >>返信コメ
- >>12
呼吸に反応して急激に伸縮圧迫して相手が絶命したと同時に構成組織が崩壊する。
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- 2023年02月05日 15:11
- ID:a1cpZxna0 >>返信コメ
- >>10
時間が30分弱だから仕方ない。
とは言え阿片中毒にした元凶の一人だし、まぁ台詞で理解は出来たよ。欲を言えば回想とかでその描写場面があれば尚良かったけど。
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その医者自身も暗殺家業やってんだがね